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アルーの研究内容や、研究内容に対する有識者との対談などを掲載しています。
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アンラーニングを推進する際に企業の人事が意識すべきこと

組織開発や人材育成の領域で、スポーツとビジネスの境界を越えて活躍する中竹竜二さんに、「アンラーニングを推進する際に企業の人事が意識すべきこと」についてインタビューしました。 中竹さんは、早稲田大学のラグビー蹴球部やラグビーU20日本代表の監督等を歴任した後、現在は、JOC(日本オリンピック委員会)のサービスマネージャー等、スポーツの世界で指導者を育成する「コーチのコーチ」のスペシャリストとして活動されています。また、2014年に企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チ

スポーツから学ぶ、企業のアンラーニング戦略

組織開発や人材育成の領域で、スポーツとビジネスの境界を越えて活躍する中竹竜二さんに、「スポーツから学ぶ、企業のアンラーニング戦略」をテーマにインタビューしました。 中竹さんは、早稲田大学のラグビー蹴球部やラグビーU20日本代表の監督等を歴任した後、現在は、JOC(日本オリンピック委員会)のサービスマネージャー等、スポーツの世界で指導者を育成する「コーチのコーチ」のスペシャリストとして活躍されています。また、2014年に企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チームボック

哲学から考えるアンラーニング ~京大哲学専修が挑む「社会レベルのアンラーニング」~

「アンラーニング」*1。過去の成功体験から脱却して、自身の価値観や思考の体系を変更し、あるいは一部を手放すこの動きに、今、注目が集まっています。 普段は心理学や組織論から語られることの多いアンラーニングですが、今回は「哲学」という切り口から掘り下げてみたいと思います。哲学というと抽象的な議論をする学問というイメージが強いかもしれませんが、その本質的な価値は、思想の体験をよりよくつくり変えることにあります。この営みはアンラーニングと重なるのではないでしょうか。 本記事では、

哲学から考えるアンラーニング~概念の分析から再構築~

「アンラーニング」*1。過去の成功体験から脱却して、自身の価値観や思考の体系を変更し、あるいは一部を手放すこの動きに、今、注目が集まっています。 普段は心理学や組織論から語られることの多いアンラーニングですが、今回は「哲学」という切り口から掘り下げてみたいと思います。哲学というと抽象的な議論をする学問というイメージが強いかもしれませんが、その本質的な価値は、思想の体験をよりよくつくり変えることにあります。この営みは、アンラーニングと重なるのではないでしょうか。 本記事では

「プロセスを正しく理解したら、誰でもできる」個人や組織を変える技法 リフレクションとアンラーニングとは ー後編ー

変化の激しい、先の見通しが立てづらい時代。これまで前例を踏襲してPDCAをまわすことで上手くいっていたことが、ある時をさかいに通用しなくなって悩んでいるという人は多いのではないでしょうか?変化しないといけないことには気づいているけど、何からはじめていいのか分からない。そんな悩める個人や組織に対して、本対談では、内省を通して自分自身やチームの成長や変化を促進するための技法であるリフレクション*1を提唱する熊平美香氏を迎え、アルー株式会社商品開発部の須藤賢太郎と中束美幸が、リフレ

「プロセスを正しく理解したら、誰でもできる」 個人や組織を変える技法 リフレクションとアンラーニングとは

変化の激しい、先の見通しが立てづらい時代。これまで前例を踏襲してPDCAをまわすことで上手くいっていたことが、ある時をさかいに通用しなくなって悩んでいるという人は多いのではないでしょうか。変化しないといけないことには気づいているけど、何からはじめていいのか分からない。そんな悩める個人や組織に対して、本対談では、内省を通して自分自身やチームの成長や変化を促進するための技法であるリフレクション*1を提唱する熊平美香氏を迎え、アルー株式会社商品開発部の須藤賢太郎と中束美幸が、リフレ

「新任管理職が組織変革のカギになる」個人と組織におけるアンラーニングのすすめ ー後編ー

AIの台頭など技術の進化によって社会の変化のスピードがどんどん速くなっている現代。過去の経験に囚われず、新しい環境に適応をしていくための手段として「アンラーニング」に注目が集まっています。一方で、「アンラーニング*1に興味はあるけど、どうやって取組んだらよいのか分からない」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。本対談では、経験学習の研究を専門とする青山学院大学経営学部 教授の松尾睦氏を迎え、アルー株式会社商品開発部の須藤賢太郎と中束美幸が、個人や組織がアンラーニング

「新任管理職が組織変革のカギになる」個人と組織におけるアンラーニングのすすめ

AIの台頭など技術の進化によって社会の変化のスピードがどんどん速くなっている現代。過去の経験に囚われず、新しい環境に適応をしていくための手段として「アンラーニング*1」に注目が集まっています。一方で、「アンラーニングに興味はあるけど、どうやって取組んだらよいのか分からない」と頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。本対談では、経験学習の研究を専門とする青山学院大学経営学部 教授の松尾睦氏を迎え、アルー株式会社商品開発部の須藤賢太郎と中束美幸が、個人や組織がアンラーニング

STEAM教育の潮流から考えるグローバル人材育成

STEAMとは、科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語です。STEAM教育とは、これら5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念で、「知る」(探究)と「つくる」(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。 アルーは、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます。」というミッションに基づき、社会人教育で培った人の成長に関わる知見で日本のSTEAM教育発展に寄与するべく東京学芸大学、東京学芸大こども未来研究所と

才能をつなげ、人と組織の価値を引き出す「B」の発想とは?

倉成氏オフィスの本棚の前にて。 「Curiosity-Go-Round」 働き方の変化やテクノロジーの進化などに伴い、個人と組織の関係性が大きく変化している昨今。 個人と組織は、より対等で協働する関係になってきていると言えるでしょう。 電通時代に個人活動(B面)を持つ社員56人と「電通Bチーム」を組織し、社会を変えるこれまでと違うオルタナティブな方法やプロジェクトを提供してきた株式会社Creative Project Base代表取締役 の倉成英俊氏は、「今の時代、自らの個

カオスな世界でリーダーに求められることとは? 「カオスな世界の生存戦略」

コロナ禍でのビジネス環境や働き方の変化、テクノロジーの進化など、企業を取り巻く環境は激変しています。先行き不透明なカオスな時代には、どのような世界観が重要になってくるのでしょうか。 『京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略』の著者である京都大学の酒井敏教授は、「カオスの世界では、非常識なアホ=変人が必要だ」と言います。 「変人講座*1」が大反響を呼んだ「もっとも京大らしい」名物教授と、経営における矛盾を両立するパラダイムを提唱するアルー、両者のメッセージには共通性が

経験学習の光と影ー アンラーニングで影を光に変える

職場で成長し続けるためには「経験から学ぶ力」が重要だという認識が広まり、経験学習を取り入れる企業が増えています。実際、研修や1on1で体得した経験学習が、ビジネスの成功に結びつくことも多々ありま す。しかし、気をつけなければいけないのは、一度成功するとその成功体験にしがみつき、経験から学んだ ことが「固定化」「固着化」してしまうことです。 つまり、「光」として賞賛される経験学習には、時として「影」が差すことがあるのを忘れてはなりません。 では、この「影」を再び「光」に変える

データドリブンな新入社員育成の未来

コロナ禍への対応で、OJTなどの企業内教育もオンライン化が進んでいます。それに伴い、新入社員の様子が見えづらいなど、様々な課題が生じています。これまで以上に、新入社員の育成状況を可視化する 必要性が高まっていると言えるでしょう。アルーが提供する新入社員向けのオンボーディング・サーベイ 「自己成長力支援サービス」への関心も高まっており、第17回(2020年度)eラーニングアワードで「集合研修ICT活用特別部門賞」を受賞したほか、IEEE*1の教育工学関連の国際学会(TALE)で

育成の個別化に活かせる「パーソナリティ診断」の可能性

現在、企業の人材育成・教育研修領域において、「個別化」が大きなテーマとなっています。 そうした流れを受けてアルーでは、個人を深く知ることで、 人材育成の個別化に活用することができる「パーソナリティ診断」の開発に取り組んでいます。 本対談では、「パーソナリティ診断」を共同開発している早稲田大学文学学術院教授の小塩真司先生に、 商品開発部部長の須藤賢太郎とAlue Insight 編集長の中村俊介が、 育成の個別化に活かせる「パーソナリティ診断」の可能性について聞きました。 ※